『八日目の蝉』について思ったこと。

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今日、「八日目の蝉」という映画を見た。ゴールデンウィークを皮切りとした映画で、「対岸の彼女」で直木賞作家となった、角田光代さんの近時のベストセラーを映画化したものである。この作品も「対岸の彼女」と同じ2人の女性の感情の機微に焦点を当てた小説だ。小説を読んだ時、映画も是非見てみたいと思った。

 

内容は、不倫相手の生まれたばかりの娘を誘拐し、4年間の逃避行の末、逮捕されるまでを描いた誘拐犯の視点の部分と、大学生になった娘が、実の母の手前のせいか、誰にも言えず、自分でも振り返ることをやめていたその過去と向き合うようになる。そして、女性として、母として、肯定的に人生を歩み出そうとする話である。この小説の最後に描かれた、誘拐犯の心情にとても感動し、映画ではどう描写されているのかを期待して見に行った。

 

映画では、誘拐された娘の視点を中心としたせいか、この感動した部分は、封印され、ラストも小説の内容とは"がらっと"変えられていた。

この点が、残念であったが、全体としては、誘拐犯のせつなさや子どもへの愛情と2人の主人公の混沌とした感情が良く描かれていて、小説と同様に胸にこみ上げてくる作品であった。

 

ある程度のものはすぐに手に入るという豊かな時代の反面で、子どもの虐待が増え、そして子育てに親のエゴさえも感じられる現代であるが、この作品は、愛憎ある不倫相手の子どもであっても、子どもを人生の全てとしてとらえている点が、とても素朴に感じた。もっとも、天蓋孤独となり、全てを失った状況で、そう考えざるを得なかったのかもしれない。

 

ただ、人と人との関係は、血のつながりが全てなのでは決してない。親を亡くした震災孤児にも、実の親に負けないくらいの愛情を社会全体で注いでいきたいということも考えた。

 

そういえば、明日は、子どもの日だった。

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