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労働者を取り巻く環境は以前と比べ大きく変わりました。バブル崩壊後、これまでの年功序列制を中心とした労働者と会社の関係は、成果主義を取り入れた人事制度へと変わっていきました。また、M&Aなどによるリストラの進行や、労働者派遣法が規制緩和され、派遣社員が増え、そして契約社員など非正規社員も増大しました。こうした変化は、職場環境に大きな影響をもたらしました。
例えば、リストラによって、業務量は変わらない為、労働時間が増える。成果主義の導入により、職場内の競争が激しくなり、足の引っ張り合いが生じる。部下を育てなくなった。終身雇用制が崩れ、中途採用や非正社員が増え、職場への帰属意識が薄れる。などストレスが生じやすくなる環境となり、これが、労働者の心の中に不安を生み出し、うつ病やハラスメントを生み出す背景になっているのではないかと言われております。
メンタルヘルス障害の最も顕著である自殺問題ですが、ここ約10年ずっと3万人を超えています。
最近では、過重労働や仕事上のストレスが原因で精神障害になったり、あるいは自殺したりした場合にそれが業務上の災害にあたるのかどうかが争われるケースが増えています。
メンタルヘルスの問題は、これを放置しておけば、会社にとって重要な財産が失われることになるという点でもとても大切ですが、それだけではありません。当の労働者や、労働者の家族から、損害賠償請求を訴えられるリスクもありますし、その訴訟が大きくクローズアップされるならば、他の社員にも、例えば、勤労意欲が低下するなど、否定的な影響が出てくることになることは想像できると思います。
だからこそ、会社におけるメンタルヘルスの問題は重要なのです。
労働安全衛生法の改正、労働契約法の制定により、使用者側の安全配慮義務が強化され、また、新しい裁判例がどんどん出てくる中で、ハラスメントに対する対策にも、より慎重に対応しなければいけない現状となっております。
弊事務所では、従業員のメンタルヘルスチェックを行うとともに体と心のケアおよび会社側のリスク管理にも取り組んでおります。
心の相談、キャリア相談、ハラスメント、公益通報者等に対する総合相談窓口サービスを、弁護士、産業医と提携し、設置しております。サービス、料金についてはお気軽にご相談ください。
また、提携しております、E-muse (エミューズ) 音楽事務所様により、会社様のご希望にそったプログラムで演奏会を開催することも行っております。福利厚生の一環として、従業員のみなさま、ご家族を呼んで心のリフレッシュをされてはいかがでしょうか?